デザイナーとはクライアント(仕事依頼者)の製品(または商品)に対する気持ちを代弁する広告物を作成してあげる人なのです。
よく、デザイナーと単語や響きだけで格好良く華やかに演出してあげることと思われがちですが、全然違います。
その商品を魅力的に見せて売り上げに繋げることが重要なのです。
他社との違いや性能などいろいろ要素がある中、最大限に演出してあげることがデザイナーの仕事です。
デザイナーはアーティストとは違うのです。
よく、若いデザイナーが間違った表現をデザインしてしまうことがあるのですが、まさに、この気持ちを忘れていることが原因なのです。
私たちデザイナーは依頼者(クライアント)がいて初めて仕事やお金が発生するのです。
クライアントはその製品(商品)の売上げを伸ばすために広告を依頼するのです。
アーティストのように私のデザインはこれですので買ってください。なんてことはないのです。
ですから、あなたのデザインを求めているのではなく、その製品(商品)を魅力的に演出しヴィジュアル化してくれるデザイナーに依頼するのです。
有名なデザイナーも同じ事を考えています。
まぁ、クライアントから見れば、そういう有名デザイナーに作ってもらうとブランド力というか「箔」が付くので使いたがることもあり、そうなれば少しぐらいの脱線は許されるのかもしれないですが(笑)。
でも、デザイナーと呼ばれる人達すべて、そういう考えであってほしいです。
デザイナーはクライアントとユーザーの間に立って製品(商品)をこの世に存在させる為の役割なのです。
ですから、あまり良くないデザインをすれば、ユーザーに大したことない製品(商品)と思われるものが出来てしまうわけです。
最近の学生が「自分の田舎に帰ってデザインの力でふる里を変えたい」と、ものすごい確率でそう言う。ちょっと恐ろしい。
メディアの影響を受け過ぎだし、そもそも、田舎にそういう刺激や、第一、仕事はそんなにないし、デザイン料なんて、ないでしょ?? それらがわかっていればよいのですが・・・・。
ある尊敬するデザイナーがその様子をこう言っていた。「東京の解決すべき問題から、逃げている」と。時代や、デザインの考え方としてのトレンド(!?)もあり、やっと「デザインとはデザイナーのお遊びじゃなくて、社会の問題を解決する大切な行為」ということが、広がってきていることは、いいことじゃないかなとは思う。
実際、どんな田舎町にいても、最近は、A 昔からそういう高い意識で地元と戦っていたデザイナー。B 最近、ふる里に帰ってきて、東京などの修行した経験を生かして、地元をデザインで活性化しようとしているデザイナー。C 僕のように、全国をひとつの視点で見て、AやBのような人が動きやすい生態系を考えるデザインプロデューサー。D そういう動きに触発された地元のデザイナー。E そういう動きに触発された地元のデザイン学生。そして、F そういう動きに触発されて故郷に帰るデザイナー、デザイン学生。
ん、こういう環境の中、地方企業の若社長や、市や県の人も若返り、そうしたことに補助金も設定され、観光もデザインされていく・・・・・。
プチ東京っぽいことが起こりだす。そして、ある都市のようにクリエイションをあきらめてしまう都市もあらわれる。いろいろ経験して「やっぱり、デザインは東京だよな」みたいなことで落ち着く場所も出て来る。
そういう事柄を全体的に理解した上で、どれだけの人が「田舎に帰ってデザインで活性化したい」と言っているかですね。
そう簡単なことではありませんよね。







